2026/07/23 14:31
「シャンデリアのガラスがアクセサリーになるなんて。」
そう思われる方も多いかもしれません。
シャンデリアを美しく輝かせているのは、一つひとつ丁寧にカットされたガラスパーツ。光を受けることで透明感や輝きが際立ち、空間を華やかに演出しています。
実は、そのガラスパーツの中には、装飾用として流通していたものがあります。
今回リングに使用したのも、1980年代頃に流通していたシャンデリア装飾用のヴィンテージガラスパーツ。

花のように広がるロゼット型のデザインと、光を受けて表情を変える透明感に惹かれ、「この美しさをもっと身近に楽しめたら」と思ったことが、リング制作のきっかけでした。
アクセサリーとして生まれたガラスではありません。
だからこそ、一般的なリングにはない存在感や、どこかクラシカルな雰囲気があります。
かつては空間を照らすために使われていたガラスが、今度は誰かの手元で輝く。
そんな時間のつながりを感じられることも、このガラスならではの魅力だと思っています。
ものの役割は変わっても、美しさは変わらない。
これからも、心惹かれる素材との出会いを大切にしながら、一つひとつ作品を制作していきたいと思います。